低侵襲手術

胸腔鏡手術と
ロボット支援手術

胸腔鏡手術(VATS)について

胸腔鏡手術は開胸せずに小さな傷で行う、肋骨に影響を及ぼさないモニター視野下での手術です。具体的には、最大創が4cm程の3ポート(1cm前後のポート創2カ所と3~4cmのアクセス創1カ所)での手術です(図)。
この手術により、創長だけでなく肋骨への影響が最小限にとどめられ、術後QOL低下の防止に繫がっていると考えています。また、長期成績に関しても、他施設の開胸手術と同等以上の成績を示しています。当分野では、全呼吸器外科手術の97%以上で、胸腔鏡手術を実施しています。胸腔鏡手術の適応については、早期肺癌のみならず、リンパ節転移陽性の進行肺癌や、気管支形成や胸壁・隣接臓器合併切除を要する肺癌症例に対しても、原則胸腔鏡手術の適応としています。

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ロボット支援手術(RATS)について

内視鏡手術支援ロボット「ダ・ヴィンチXiシステム」を用いた胸腔鏡手術です。この手術は、従来の鉗子よりも精緻な操作が可能なロボットアームと、高精度で拡大視が可能な3D画像の術野が特徴で、これまでの胸腔鏡手術よりも、狭い胸腔内、縦隔内でより精密な手術操作が可能になるとされています。当分野では2018年9月よりRATSを導入し、現在では全肺癌手術の6割以上、縦隔腫瘍手術の9割以上がRATSで行われ、積極的にRATSを推進しています。肺癌手術については、数㎜のポート創4カ所と、2~3cmのアクセス創1カ所で(図1)、前縦隔腫瘍手術については剣状突起下(臍の上)に3cmのアクセス創と、左右に数mmのポート創2~3カ所で手術を行います(図2)。

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(図1)

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(図2)

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電車の場合

地下鉄桜通線桜山駅の改札を出てそのまま直進。
エレベーターあるいはエスカレーターで出口へ。
屋根のある回廊を進めば正面玄関です。

自動車の場合

高辻交差点からはまっすぐ東へ1.5km。今池交差点からはまっすぐ南へ約3.5km。
桜山交差点の南100mで、駐車場入り口です。南向きから左折で入ります。
大変込みあうときは、桜山の交差点の東方向にまで車列ができます。
駐車場350台
(そのうち身体障害者用:10台)